青木真也選手はなぜ衝撃のTKO敗けをしてしまったのか!?

青木真也選手と秋山成勲選手の一戦、想像し得る最悪の結末になってしまいショックでした…(涙)

アルバレス戦、クリスチャンリー戦、桜井マッハ戦がフラッシュバックするような、そんな試合。

パワフルな打撃を受けてからの『打たれ弱さ』が出てしまい、逆転を許してしまった。

やはりMMA・格闘技は何が起きるか分からないなー、と思いました。

目次

2人の体格差は想像以上に大きかった

90年代では結構あった〝体重差マッチ〟ですが、たった1発の打撃から大きく流れが変わるだけでなく、体重の軽い選手が受けるダメージは尋常ではない。

大きな事故にも繋がるリスクがあり、体格の差というものは〝漫画のようには簡単に超えられない大きな壁〟だとあらためて思い知らされた試合。

ONEは水抜き禁止ルールといって、他団体と比較すると試合当日までにリカバリーできる体重の幅は小さくなっていますが、それでもなお体格の差を感じた試合。

元々の階級が違うので当たり前といえば当たり前ではありますが、ケージに立つ2人を見れば明らかに〝階級が違う〟ことが一目瞭然、想像以上の差がありました。

第1ラウンドは大きくリードも、なぜ大逆転を許してしまったのか?

試合開始早々から、青木選手は秋山選手に組み付くとすぐにバックを取ります!

ファーストコンタクトでパワーの差を感じましたが、ケージ際に詰まると即バックを取り、アナコンダのように絡みついてしつこくチョークを狙うファイトはお見事、まさに芸術!

5分間、終始バックにつく展開が続いて終始青木選手ペースだったこと、秋山選手のスタミナも考えると、長期戦になればどこかのタイミングで極めてしまうだろう、誰もがそう感じていたのではないでしょうか。

しかし、この時点で少々危険信号があったことも事実なのかもしれない。

青木選手圧倒的有利も、懸念事項が4つ

  • バックを取ってから、秋山選手を転がすことはできていない
  • 転がすどころか、大きく体勢を崩すことができない、大きなフィジカル差を感じる
  • ケージを上手く使い、秋山選手はそれほど大きくスタミナをロスしていない
  • むしろ、体格差からくる青木選手側のスタミナロス

青木選手のスタミナに関して、大きく削られてはいないですが、1ラウンド残り1分20秒くらいから極めではなく殴りの多用が目立っています。

より極めやすくするためという見方もありますが、多少なりとも疲れがあったのではないでしょうか。

不用意に距離を詰めたところへの有効な打撃、そして秋山選手フィニッシュへ向けた怒涛の連打

ガードを大きく開いて秋山選手に近づいていく場面はかなり危険でした!

どうしてこんな不用意に接近するんだろうと疑問でしたが、この直前の攻防から試合は大きく動いていたのかもしれない。

青木選手が片足を取ってテイクダウンを奪おうとしている場面で、秋山選手は執拗にショートアッパーを連打しています。

ある意味ここが勝負を分けたところ。

テイクダウンディフェンスに100%の意識を置かず打撃を連打することはある意味リスクもありますが、同時に、青木選手の打たれ弱さに付け入りダメージを与えるというメリットもあります。

そしてこの2人、明らかに階級が違いましたし、秋山選手は打撃の殺傷能力も高い。

ショートアッパーではありますが、青木選手にとってのダメージはこの時点で甚大だったのだと思う。。

アッパー連打の後、明らかに動きが鈍ったといいますか、先述の通り不用意に距離を詰めたところへ右ストレートを浴び、そこからパンチのラッシュでTKO。

何度か見たことのある、打撃による敗戦の光景、本当に悔しかった。。

体重差があるとはいえ、日本一そして世界でもトップクラスのグラウンド技術を誇る青木選手に勝利した秋山選手に天晴れです、年齢を感じさせない素晴らしいファイトでした!

体重差マッチはリスクしかない

小さな選手が大きな選手を倒す、極める。

ロマンがありますし、見ている側からすると面白いですしとてもカッコいいです!

過去にはミノワマン選手がボブ・サップ選手やチェ・ホンマン選手の足関節を見事に極めたり、80㎏弱しかないムエタイファイターのガオグライ選手が130㎏越えのマイティ・モー選手をハイキックでKOしたりとありました。

勿論、大興奮したことは言うまでもないですが、もしものことを考えるとゾッとする部分もあります。

サップ選手やホンマン選手がマウントポジションを取って、一方的にパウンドを連打したら……

マイテモー選手にサモアンフックが、顎先にクリーンヒットしていたら……

ケガとか、選手生命とかそういった話ではなくて、間違いなく『命に関わる』ことになっていたはず。

青木選手と秋山選手は、水抜き禁止という条件での計量もクリアしていますから、それほど大きな体重差はない状態での試合でしたが、それでも当日までのリカバリーにはどうしても差が出ていました。

体格の差は、想像している以上に大きいものです。

日本のRIZINでも多くの選手が活躍していますが『上の階級にも出ろ』とか『少しの体重差であれこれ言うな』とかではなくて、小さな体重差にも真剣に向き合っている証として知っていただければ幸いですね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

1990年代のPRIDE・K-1全盛期からずっと格闘技の大ファンを続けているビジネスマンです!
自身も空手やキックボクシングを経験したこともあり、格闘技から学んだことを仕事に活かしつつ日々奮闘している次第です。
格闘技に関することを楽しく、そして選手へのリスペクトを込めて書いていきたいと思います!

目次
閉じる