ロープ掴みは反則ですが・・

永遠の課題
永遠の課題

ロープ掴みの減点判断はレフェリーにとってすごく頭を悩ませるものだと、試合を観戦していて何度も感じます。

明らかな故意の反則であれば、その場で即減点だったり失格にすることは可能ですが、明らかな故意の反則行為というものはそれほど多くはありません。

※代表的な故意のロープ掴み行為※
PRIDE2:ブランコ・シカティック選手 VS マーク・ケアー選手

ケアー選手の両足タックルを受けてグラウンドに移行することを避けるため、左腕ごとロープを抱えてテイクダウンを拒否、そのまま右肘を背中に振り下ろすという誰が見ても悪質な反則行為でした。。

2021年現在、UFCやベラトールをはじめとする海外のMMAではケージが主流になってきていますが、日本のMMAで最もメジャーなRIZINではリングを採用していますね。

日本の格闘技が隆盛を極めたPRIDE時代もリングでしたし、日本人にはケージよりもリングの方が馴染みが深いことも分かります。

金網の中で戦う姿って、ライト層にはちょっと抵抗がありそうですからね。

とはいえ、リングを採用しているからこそ、タイトル通りの『ロープ掴み問題』は永遠の課題になります。

減点されるのか、そのまま試合続行されるのか!?

たった1つの判断によって、試合展開を大きく左右してしまうほど大きなこと。

レフェリーさんはとっても大変なお仕事をしていますよね、選手並みにプレッシャーかかりますよきっと。

目次

グラップラーにとっては大きなチャンスを絶たれることに

グラップリング主体の選手にとって大きな見せ場!!

✔ 完璧なタイミングでの両足タックルからのテイクダウン

✔ スタンドの打撃戦で劣勢の中で相手の攻撃をかいくぐり組み付いて投げる

✔ ニータップや変則タックルのように〝これは巧い〟とファンが感動するテイクダウン技術

私自身もグラップリングタイプの選手を応援していると、テイクダウンできるか否かの場面では応援に熱が入ります!

見事にテイクダウンを奪い、ポジショニングで相手選手をコントロールしつつ、パウンドや極めのプレッシャーでコツコツと攻めつつ、最後には綺麗な一本勝ちを極めてほしい。

そんな期待を持って応援してしまいます!

『このタイミングならいける!!』

と期待した矢先に訪れる〝ロープを掴んでテイクダウンから逃れるという反則行為。

応援している側からしたら完全に興ざめしますし、

口頭注意をするだけで減点なしではあまりに不平等じゃないか!と怒りさえ感じることもあります。

テイクダウンを狙うための組み付き、タックル、そこに至るまでの駆け引きにはかなりのスタミナを消費します。

肉体的な疲労だけではなく、相手選手の打撃を警戒するという意味では肉体以上に精神を相当にすり減らしているのです。

そんな覚悟と労力が〝ロープ掴み行為〟によって簡単に台無しにされることは如何なるものかと考えさせられます。

故意かそうでないかを瞬時に判断することは難しいところですが、行為に対しては例外なく減点するなどのルール整備をしてフェアな戦いを実現してほしいものです。

打撃系選手としては無意識にやってしまう部分もある

打撃を主体とする選手の心理としては、当然寝かされることを嫌います。

PRIDE時代のミルコ選手は、MMAルールの試合でも大半の時間を〝スタンディング〟で行っています。

卓越したテイクダウンディフェンスの技術、相手のタックルを切るタイミングの良さと腰の強さ、抜群の距離感覚を兼ね備えていた選手の代表例ですね。

現在でもキックボクシングからMMAに転向する選手が多くいますが、彼らの理想としてはミルコ氏のような戦い方でしょう。

打撃主体選手がロープ掴みをしてしまう、もしくは掴みそうになってしまう心理として、

・出来る限りスタンドでの攻防を維持したい
・グラウンド状態へ移行しても不利なポジションは何としても回避したい
・倒されそう!バランスを取らなきゃ!という心理
・半ばパニック状態に陥って、本能的に倒れることを拒否

上記のようなことが考えられますね。

近年だと、RIZINで行われた『矢地祐介選手 VS 朝倉未来選手』の試合でロープ掴みが一部言われていました。

個人的な見解ではありますが、あれは故意ではないなという印象。

グラウンドへ移行することを想定しての体勢コントロール、バランスを取るための体勢コントロール、その先にロープがあった、ように私は感じた試合です。

この試合に限らず〝ほぼ無意識に〟〝悪意なく〟ロープを掴んでしまうという場合もあります。

半ば事故のような状態でロープに絡んだりすることもあるでしょうし、一概にロープ関連全てが〝悪〟ということはできないのが実情ですね。

しかしながら、故意か否かに関わらず何度もロープを利用してテイクダウンを回避する行為はグラップラー側からしたら悪質極まりない行為ですし、ジャッジの明確な基準は必要不可欠。

試合展開を大きく左右するような場面での反則行為であれば即減点、場合によっては反則負けにするくらいのレフェリングでも良いと、個人的には思います。

結論:減点について厳しくジャッジするルール導入を

上述の通り、ストライカータイプの選手にとってはスタンディングでのファイトが生命線、グラップラータイプの選手にとってはテイクダウンが生命線です。

故意か否かに関わらず〝ロープ掴みによるテイクダウン回避〟に関してはその都度厳しく減点をしてほしいと思います。

賛否両論あるかと思いますが、リングを採用する以上はこれがフェアだと思いますし、ロープ掴みに対して基準が甘くなれば必然的にグラップラータイプが不利になってしまいます。

日本の大会でもケージを採用すれば解決する部分もありますが、PRIDEやK-1全盛期から日本人の観客が慣れ親しんだリングをすぐに変更することは現実的ではないです。

☆ ルールの甘さによって泣きを見るグラップラー選手を救うためにも!

☆ 故意ではないロープ掴みによって勝利を得たストライカータイプの選手が必要以上に批判されることを回避するためにも

早急なルール整備、誰が見ても分かる明確なルール設定をしていただきたい。

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この記事を書いた人

1990年代のPRIDE・K-1全盛期からずっと格闘技の大ファンを続けているビジネスマンです!
自身も空手やキックボクシングを経験したこともあり、格闘技から学んだことを仕事に活かしつつ日々奮闘している次第です。
格闘技に関することを楽しく、そして選手へのリスペクトを込めて書いていきたいと思います!

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